古銭の形をしたビスケット、エースコイン

1955年に発売されると、そのキュートなデザインとほっこりする優しい味から、人気を博しました。
また、2012年にはチョコレートのコーティングが施された「チョコッとおいしいエースコイン」も仲間入り。

従来のエースコインの魅力はそのままに、チョコッとひねりを加えたフレーバーとして、新たなファンをも獲得しました。

ここでは、子どもはもちろん、古銭コレクターからも長く愛され続けているエースコインの種類や魅力に迫ります。

本物の古銭も持っているよ!

という方の役に立つ情報もお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね♪

選りすぐった20種類の古銭がセンスの高さをうかがわせる

ひと口に古銭と言っても、様々な種類があり千差万別。

エースコインは、そのなかから選りすぐった20種類の古銭を見事に再現しているんです。

たとえば、日本最古と言われる硬貨の富本銭から、十銭アルミニウム青銅貨まで。

その種類の選別へかける情熱と、再現するための高いスキル追求においては、妥協を許しません。

このコアなチョイスは、古銭コレクターの中で一目置かれる存在となりました。

…百聞は一見にしかず。
20種のエースコインについて、その名称やデザインを見てみましょう。

デザイン名称備考
富本銭
富本銭
(ふほんせん)
実は日本最古の貨幣は和同開珎ではなく富本銭だという新説も。
和同開珎
和同開珎
(わどうかいちん)
日本最古の貨幣として有名。
和同開珎の詳細はこちら。
万年通宝
万年通宝
(まんねんつうほう)
奈良時代に鋳造された貨幣。
神功開宝
神功開宝
(じんごうかいほう)
奈良時代30年にわたって造られた貨幣。
隆平栄宝
隆平栄宝
(りゅうへいえいほう)
平安時代の貨幣。
富寿神宝
富寿神宝
(ふじゅしんぽう)
平安時代の貨幣。
承和昌宝
承和昌宝
(じょうわしょうほう)
平安時代の貨幣。
太平通宝
太平通宝
(たいへいつうほう)
宋(中国)からの渡来銭。
洪武通宝
洪武通宝
(こうぶつうほう)
室町時代に明(中国)から来た渡来銭。
永楽通宝
永楽通宝
(えいらくつうほう)
室町時代に明から来た渡来銭。
永楽通宝の詳細はこちら。
元和通宝
元和通宝
(げんなつうほう)
江戸時代に鋳造された貨幣。
寛永通宝
寛永通宝
(かんえいつうほう)
江戸時代に造られ、広く流通した貨幣。
寛永通宝の詳細はこちら。
元豊通宝
元豊通宝
(げんぽうつうほう)
長崎貿易で使われていた貿易銭。
仙台通宝
仙台通宝
(せんだいつうほう)
仙台藩が鋳造した貨幣。
天保通宝
天保通宝
(てんぽうつうほう)
江戸時代に鋳造された貨幣。
天保通宝の詳細はこちら。
天保五両判金
天保五両判金
(てんぽうごりょうはんきん)
はじめて造られた五両金。
削頭千
削頭千
(さくとうせん)
寛永通宝の裏面の一つ。
新二十円金貨
新二十円金貨
(しんにじゅうえんきんか)
明治時代に造られた、金:銅=9:1で作られた金貨。
桐一銭銅貨
桐一銭銅貨
(きりいっせんどうか)
大正時代に造られた銅銭。
十銭アルミニウム青銅貨
十銭アルミニウム青銅貨
(じゅっせんあるみにうむせいどうか)
昭和13年に造られた、銅:アルミ=9.5:0.5の青銅貨。

家紋をあしらったシリーズも人気

2011年に、戦国時代編として家紋をデザインしたエースコインが発売されたときには、古銭編ファンによって若干の物議がかもされたものの、プレスリリースではもとの古銭編も一緒に紹介。


決して古銭編を見捨てない企業精神を垣間見た元のファンは、さらに日清を支持するようになりました。

家紋編が気になる方は、古銭編と併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。

2015年には大胆リニューアルも

パッケ―ジ

ビスケットデザインだけではなく、パッケージデザインへのこだわりも、人気のひとつのエースコイン。
発売当初からマイナーチェンジを繰り返し、ファンを飽きさせない工夫を続けてきました。

そんななか、発売から60年を迎えた2015年には大胆なリニューアルを実施。

従来のシンプルな色味を特徴としたパッケージから、カラフルな装いへと変化を遂げたのです。
しかも、種類も「レトロポップデザイン」「月夜デザイン」「大入デザイン」の3つ。

担当者いわく、「購入前から、お店でも楽しんでいただきたいと思った」とのこと。

購入前から味わえるわくわく感、家に帰ってお菓子ボックスに入れた時の高揚感、そして食べる直前まで味わえる幸福感。

消費者への惜しみないサービス精神が垣間見えますね。

日清はラーメンだけじゃない、すべての食べ物は人を幸せにするんだと言う強い信念を感じられます。

エースコインを食べながらの古銭鑑賞もまた粋なもの

ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
エースコインの種類や魅力について、ご紹介してきました。

ここまで読んでくださった方の中には、お手元にエースコインだけじゃなくて本物の古銭もある!という方もいらっしゃるかもしれません。
大人の楽しみ方として、エースコインをほおばりながら本物の古銭を鑑賞するのも、また粋なものです。

口の中に広がる、甘くて素朴なビスケットの味は、疲れた心もほぐしてくれるでしょう。
間違えて本物の古銭を口に入れないように注意しながら、素敵な時間をお過ごしください。

また、さらに通な楽しみ方として、鑑賞を終えた本物の古銭を買取専門業者で売るのもお勧めです。

中には何百万円の価値がつくものもありますし、専門業者ならとりあえず査定だけというのも受け入れてくれますよ。
査定額を聞いて、「エースコインが何袋買えるのか」を想像するもよし、「思ったより高かった◎」ということでそのまま売るもよし。

あなただけの楽しみ方を見つけてください♪
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ぜひチェックしてみてくださいね!

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